民事訴訟での和解とは?
民事訴訟で行われる「和解」とは、一体どういうものなのでしょうか?
和解のメリットについても見ていきます。
▼和解とは
和解とは、民事における争いを、当事者同士が歩み寄ることで解決することです。
裁判所を介さずに和解することもあれば、裁判所を介して和解することもあります。
▼和解はどのくらい行われているか
地方裁判所での判決の約半数が和解によるものだと言われています。
始めは「どちらが正しいか」で争っていたとしても、結局は和解に至るケースも多いのです。
▼和解のメリット
和解には次のようなメリットがあります。
■争いを早く解決できる
民事訴訟は和解で終了するので、スピーディに争いが解決できます。
裁判にかける時間も節約できますし、弁護士費用も安く済むでしょう。
■敗訴のダメージを少なくできる
民事訴訟を起こして敗訴してしまうと、相手方からの損害を請求できなくなるといったデメリットが発生するでしょう。
和解をすることで大きな勝利はないにしても、「分割払いで未払いを請求できる」というような小さなメリットが期待できます。
▼被告にもメリットがある
被告の敗訴が予測される場合は、原告と和解できたほうが損害賠償額が少なく済みます。
和解では裁判の内容も公開されないので、社会的なデメリットも少ないでしょう。
▼まとめ
和解は良い面もありますが、自分に不利になる場合は必ずしも応じる必要はありません。
民事訴訟についてのご依頼やご質問があるかたは、港区赤坂の森田匡貴法律事務所まで、ぜひお気軽にご相談ください。
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